2006年04月26日

法律効果としての“退職願”と“退職届”の違い?

実務をやっている人であれば、
“退職願”と“退職届”の相違は分るかと思いますが、私はこの違いが何なのか明確に理解できておりません。

一般的に法律書では、
@退職願は“お願い”であり、相手の承諾を前提にしているので、合意退職 の申し込み

合意退職は労働者が申し込みし使用者が承諾する形で契約が解消(終了)する。


A退職届は“届出”であり、それによって雇用関係が終了するため、辞職の意思表示

辞職は労働者からの一方的な意思表示によって解消する。

と説明されています。

ここで問題になるのは、「一度提出された退職届は撤回できるのか?」という論点です。

上記Aの考え方に基づけば、辞職の手続きの確定として撤回することは出来ない。
一方、@の合意退職の場合は、労働者に承諾の意思表示が到達するまでは撤回は可能であると考えられます。

「退職届」「退職願」という単に記載形式だけで、上記のような法律効果が違ってくることが、ど〜もすっきりしないところなのです。

だって、退職する人が「辞職の意思表示になるのか、合意退職の申し込みになるのかを明確に意識して“退職届”、“退職願”といった書式を区分して使い分けすることはないでしょう?」

わたし的には、退職する際の書式は「退職届」OR「退職願」どちらでも構わず、単に形式だけでその法律的な効果を決めるべきではないと考えます。

ゆえに、基本ベースでは、「退職届」、「退職願」などが出されても、原則として“労働者からの合意退職の申し込み”として判断し、実務上処理していけばよいのではと考えますが、この考え方間違っていますでしょうか?


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posted by 人事屋ジンベイ at 23:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 労働法務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
願いと届けは、よく考えれば、なんとなく違うのかなぁ、と思います。
でも書き手が、それを明確に区別して意思表示をするとは思えないですね。

私も、8年前にトヨタ系部品メーカーを退職しましたが、どっちで書いたんだろう??





Posted by 税理士 一柳毅 at 2006年04月26日 23:45
年度更新の申告書が、机の上に積みあがってしまっている社労士“K”です!
昨日も今日も、明日も電卓叩きまくっています。
そして部下にも叩きまくらせています…。電卓叩きに飽きたので、今日は応援のクリック叩きにやってきました。ポチッ!

Posted by 社労士“K” at 2006年04月27日 00:53
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