2006年02月26日

恐るべし!『士業の世界』

昨日、取締役と一緒に沼津の弁護士事務所にいった時のことです。
特定の相談事があった訳ではなく、着任した取締役を紹介する事を名目に『ある目的』を果たすために訪問したのです。

この弁護士先生は、うちの顧問人事コンサルタントの知り合いで、特に『労働問題に強い』ということで、顧問契約を交わした事情があります。

顧問契約を交わして以来、1年6箇月を迎えますが、その間の『相談案件』が3件だけでした。
グループ内の人事労務問題はすべて私が担当していますので、当然問題が生じた際の、弁護士との折衝は私の仕事になるわけです。

相談する際は、こちらも『労働法務』のプロを秘かに自認している手前、相談する案件に関して、法律上の問題、通達、判例含めて徹底的に調べ上げて、『会社として、この問題に関してはこのように処理したい、何故ならば.....』というところまで理論武装をして相談に伺っていたので、
先生との面談では、ほとんど私が考えた問題への処理方法等においては修正が加わることがなく、若干の民法上の補足アドバイスを頂いて相談が終わてしまう程度でした。

こんな感じでしたので、さすがに“のんびりしている弊社”も費用対効果を考えて、この弁護士先生にお支払いしている顧問報酬が少々高すぎぎるのでは?という声が出て、そこで会社は顧問報酬を安くしてもらえないかという交渉をこの着任したばかり取締役に託したのです。
  
  それが、今回訪問した『ある目的』なのです。

この弁護士事務所への訪問が、今回ほぼ1年ぶりになり、恐らく弁護士先生は“私どもの訪問の意図”を充分察知しているものと思われ、面談中の話題が当たり障りのないものに始終してしまい、その取締役は『本日のメインテーマ』を触れられないままに面談時間の1時間が過ぎてしまいました。

当事者である私は、この1時間の面談の中で、“どの様に顧問報酬の値下げ”が行われるのか“士業”の立場で内心楽しみにしておりましたが、

既に始まる前に勝負アリという気がいたしました。

 弁護士先生の『威風堂々』した雰囲気にその取締役はすっかり飲まれてしまい、業務委託契約上の委任者と受任者の立場ではなく、まるで学校の先生と生徒の関係
というような上下関係におかれてしまったのです。 その状況下でとてもじゃないですが、料金下げてくれと言えないのです。

この先生の顧問報酬は月額10万円です。
その報酬は、世間相場から言って高いかどうかはわかりません。
ただ、労働、投下労働量から見た場合は、明らかに『高い』はずです。

くだんの取締役は帰りの新幹線の車中で、
『初めてお会いする弁護士先生に値下げの話はネ、実際失礼だよね。それにあれだけ立派な先生がついていればイザという際には安心だ! その安心料と思えば10万円は安い。社長にはその旨報告しておく。』との弁。

恐るべし『士業の世界』。

安心料という漠然としたもので、年間120万円もの報酬が取れる仕事て他にあります?

そこで、本日の教訓、
 @ 顧問報酬は安く提示してはダメ(自分を安く売るな!)
 A 委任者の立場から、顧問報酬値下げの話は言い出しにくい
 B 受任者の立場からも、顧問報酬値上げの話は言い出しにくい

んん..だから最初に提示する顧問報酬の設定は難しんでしょうね。 
posted by 人事屋ジンベイ at 15:13| Comment(4) | TrackBack(1) | 資格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントありがとうございます、
リンクを貼らせていただきました。
よろしくお願いします。
Posted by 『ミナミを往く』日比野大輔 at 2006年02月26日 23:56
日比野様
本当に思い切って相互リンクお願いしてよっかったです。
今後とも宜しくお願い致しま。
Posted by 管理人 at 2006年02月27日 10:15
コメントをいただきありがとうございます。

私は、経験もまったくない者ですが、受験当初から合格即開業と決めておりました。
コネなし、金なし、経験なしの自分がどこまで通用するのか。自分への挑戦です。

こちらこそご指導よろしくお願いいたします。

リンクの件、喜んで張らせていただきます。また、私のブログを早速リンクいただきましてありがとうございました。
Posted by 田中謙二 at 2006年02月27日 12:53
はじめまして。被取締役(取り締まられ役)と申します。
おれんじえすあーるさんのブログを経由してやって参りました。よろしくお願いします。

弁護士の顧問料に関しては、さほど緊密な相談関係がない場合、今は地方の相場で「5万円」あたりが適正なのではないかと・・。
10万円の顧問料であったとしても、何か事件があれば高額な「別途請求」が送られてくるわけですから・・・。

文書を通じてビジネスライクに、値下げの希望を通知し、相手の返答を待ち、交渉不成立であれば、他の弁護士に変えればよいだけではないかと、単純に思ったり致します。

若い弁護士は、低額の顧問料で頑張ってくれますから・・・・。

それ以前に果たして顧問弁護士が必要か、という前提も検証の余地ありかもしれません・・・。だって、甚平さんがいるではないですか。^^;いや、ほんと。
Posted by 被取締役(有機交流電灯) at 2006年03月04日 23:01
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