2007年11月07日

会社の品格 PART2

以前ブログで紹介した小笹芳央著「会社の品格」を何回も読み直し

している。

今回で3回目の読破。

実に、良い本だ。

自分の‘会社’に対する人事労務上の問題意識をこの本が、すべて

明確に答えてくれているところが、嬉しい。

全ての章において、「会社の品格」を視点とした著者の鋭い問題意識

とその解決策が列挙され、非常に勉強になる。


本日は、その中でも最近の‘企業不祥事’がなぜ、こうも連続して

発生するのか、という問題の真因を考えるに当たって、参考になる

小笹氏の見解を備忘録として書き残したいと思います。



以下、P195より抜粋

では、創業経営者についてはどうか。これはご塑像いただけるかと

思いますが、なによりワンマンの危険をはらんでいます。 創業者

で株主でもある場合、創業者は会社そのものだからです。

結果として、独善的になったり、暴走していくリスクをはらむ。

しかも、それが社会の規範とずれていると、会社の品格は大きく

損なわれます。これは、サラリーマン経営者よりも、はるかに大きな

リスクです。そのリスクがあることを、創業経営者は自覚しておかな

ければなりません。

そして経営者の品格を問うとき、最も危険なのは、経営者が会社の

代弁者になってしまうことです。

「カイシャ君」は、社会が生み出したヒトであり、ひとつの人格です。

しかしそれは、経営合理軸だけで動くという特性がある。

この「カイシャ君」の思いを、経営者がそのまま代弁してしまうとどう

なるか。経営者も、経済合理軸で動くロボットとなってしまう。

そしてこれがさらに進むと、カイシャ君の思いを代弁するだけでなく

経営者がカイシャ君と人格を一致させてしまうようなことがおこりま

す。 これは非常に危険です。

そしてここ数年、大きく社会を騒がせたライブドア事件、村上ファン

ド事件は、経営者がこの落とし穴におちたことで、錯誤が起きてしま

った事例ではないでしょうか。

「お金を儲けて何が悪いのですか」「時価総額世界一を目指して何が悪い

ですか」「お金で買えないものはない」・・・・こうした一連の発言は、

社会を驚かせました。 しかしこれこそ、まさに「カイシャ君」の人格

なのです。つまり、経営者の人格が、完全にカイシャ君の人格と重な

ってしまった。

会社という存在そのものは、経済合理軸で動くもの。これは避けよう

のない事実です。しかし、それを動かし、制御する立場にある代表者

は、社会と会社の‘間’に目を凝らさなけばなりません。

(中略)

会社の品各を守るためには、「経済合理軸一辺倒の会社」と「多様な価値

観が存在する社会」の‘結節点’を経営者が担うという意識が必要で

す。 会社の中に自然に醸成されていく‘空気’や、組織に根付く

‘体質’に、敏感でなければなりません。外の社会と、中の会社に

ずれがないかどうかチェックし、正しい方向へと誘導していくことが

求められます。


                           


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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