2006年04月03日

休業と賃金の関係は難しい!

所定労働日であるにもかかわらず、会社の都合で労働者を休ませる日(労働義務を免除する日)を「休業」という。

例えば、臨時休業、生産調整等のための一次帰休・自宅待機などがある。
この休業と賃金との関係は、以下のように2つの考え方があります。

@ 民法による100%の請求権
民法536条2項は「債権者(会社)の責に帰すべき事由に因りて履行を為すこと能はざるに至りたるときは、債務者(労働者)は反対給付を受くる権利を失わず」と定めている。
すなわち、会社の責任で労働の提供が出来なかった場合、労働者は給料全額を請求できるということです。
よく、「一時帰休に対して賃金90%補償」などといった労使合意が新聞などで報ぜられることがありますが、これは労使が労基法上の休業手当の60%を上積みしたとの認識をもつかもしれませんが、民法上は100%の請求権があるのに労働者側が10%まけてやったということになります。

A 労基法により60%以上の請求権
 労基法26条は、「使用者の責に帰すべき事由による場合」には、平均賃金の60%以上の手当ての支払いを使用者に義務づけている。これが、いわゆる休業手当です。
使用者の帰帰事由は一般的に、民法の場合より広く、天災事変などの不可抗力に該当しない限り該当します。

@で上げた、一時帰休は当然のことながら休業手当の対象となる。
すなわち、会社は民法上の責任(100%)と労基法上の責任(60%以上)の双方を負おうことになる。

では、その違いはというと、労基法上の責任である休業手当の支払いは、刑罰(罰金30万円)によって強制(強制法規)されており、不払いの場合には同額の付加金(労基法114条)の支払いまで命ぜられる点になります。
ちなみに、民法の場合は任意規定になります。(労使間の特約があれば排除することが可能。実際に全額を支払わせるためには民事訴訟が必要となる。) 
すなわち、民法536条2項においては当事者間の契約によって無効になる可能性もあり、労働者保護の立場から民法の特別法である労基法によって最低60%の賃金を保障させるという考え方です。


では、
以前、私がブログで取り上げた「自宅待機」(懲戒の内容がまだ確定されず業務上の必要から自宅にて待機させる)ケースの賃金補償の問題は、どのように法律的に考えればよいかというと、

私見では、労基法26条により平均賃金の60%の賃金を支払えば問題ななしと考えます。

ただし、その該当従業員より民法536条2項より残りの40%支払えという民事訴訟をおこされた場合は(40%分)を支払わなければならないいう可能性がでてきますので、
上記の点を考慮して最初から100%支払ってしまうのも一つの方法と思います。

いずれにしろ、休業が発生した場合には@民法536条2項とA労基法26条の関係及び相違は押さえておく必要があると思い本日、紹介させて頂きました。


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posted by 人事屋ジンベイ at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働法務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月01日

入学式に参加して

いまどき、親が同伴で入学式に参加するなんてという思いもありましたが、自分の母校という懐かしさもあり、今日、長女の大学の入学式に妻と3人で行ってきました。
26年振りの母校への訪問です。

高田馬場着くと、既に新入生とその父兄で人が溢れなかなか東西線に乗れないほどの混雑でした。
入学式の会場は文学部にある記念会堂でしたが、予想に反して父兄の数が多く、会場に入れない父兄は外に設置してある大スクリーンで式典を見るというスタイルです。

式次第は応援団による“紺碧の空”、“コンバットマーチ”に始まり白井総長の式辞、学部長紹介、校歌斉唱という流れで1時間半ほどで終了しました。
実は、私、30年前に入学した際、入学式には出席しなかったので、久し振りに歌う校歌に自分の入学式ではと思うほど感動してしまいました。

学生街、商店街はずいぶんと変わってしまいましたが、早稲田松竹などの映画館等はしっかり営業されており“昔の面影を確認することが出来”変わっていない早稲田の町に安堵しました。

3時間ほどの滞在時間でしたが、昔の学生時代に少しタイムスリップすることができ、少しリフレッシュすることが出来たと思います。

毎日、仕事や生活に追われ余裕がない日々を送っておりますが、たまにはこんな風に昔を振り返ってみる時間を持つことも大切ですね。


今日から4月になりますが、これを機にブログの方向性を少し変えてみようと思います。
記事の内容が少し中途半端に終わってしまっているのではという自己反省を
もとに視点を少し変えて、記事を書くつもりです
具体的な内容は、毎日書きながら考えて試行していきますので、是非変わらぬ応援よろしくお願い致します。


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posted by 人事屋ジンベイ at 23:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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